ポーカーフェイス

2002年11月20日

淡い、紫の服を着ていた。藤色っていうのかな。映えていて、かわいかった。

その色、きれいだねえ。

いっしょにいたマガさんが「わあ、ほめられちゃったね〜」なんて冷やかす。
彼女は、真面目な顔をくずさずに「なんていうんですかね」なんて答える。ポーカーフェイス。もしくは、嫌悪のあらわれの記号。

対応して、ぎくしゃくしてしまう自分がわかる。軽い、緊張。むりに明るく振舞ってみる。

ねえねえ、この写真の人、岡本太郎に似てない？

どうでもいい話題。
「あ、似てますね」

どうでもいい、答え。

笑わないように意識されてるみたい。
ああ、やっちゃてるんだろうな。脱力。

仕事帰り、メメねえちゃんに電話した。
「いまからさ、みんなでごはんするからおいでよ」
渋谷で、刺身と酒を買ってねえちゃんの家へ。坂道のつきあたり。
コバヤシくんとタケシくん。うわさのオヤマダさんにはじめて会う。ワタベさんにも似ている感じ。いいこだね。

ねえちゃんの作ったポトフやら食べて、最後は買っていった泡盛。コバヤシくんとしょうもない話で、笑う。ちゃんといっしょに飲んだのは、はじめて。また飲もうね。

ゆっくり仲良くなることだって、できるとおもう。
おもっていたい。