お昼ごろ一緒に

2001年9月21日
見舞いにいこうといっていたシュウから電話。先に着いたんだ。

クロはゆうべの1時頃死んだらしい。わかった、すぐに行く。

段ボールのなかで横になっているクロはもう冷たかった。なぜかずっと撫でてしまう。しばらく触っているところだけ暖かくなる。少しの間だけ。冷たくなったところをまた撫で返す。暖かくなる時間がすこしながくなったような気がする。

あまり苦しむことはなかったようだという。
くてんとりラックスして昼寝しているみたいな格好。

最後は点滴を打っていた。家にいたらもっとはやくお別れだったようだ。腎臓の病気。11年生きたネコだった。家族の中でもぼくにいちばん馴れていたやつだった。

いつもなんだか用心深くしているやつで、耳の裏なんかを掻いてやってるときも気持ち良さそうにしながら、ふと我にかえってあたりを見回すようなやつだった。

夜更かしした後の朝飯どき、顔を引っかかれても起きないぼくの腹にタンスの上からダイビングしてくるという技を発見したのもヤツだった。幸いなことにそれを真似するネコは他にあらわれなかったが、腹へのショックよりもそんなことを考えついたクロがとてもいとおしくなってそのまま布団のなかで抱きしめたものだった。もっとも腹が減っていたであろうヤツには迷惑だったのかもしれないが。

さよなら、クロ。 さようなら。

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